当園では農繁期はまだ先です
ピーマン、ナス、トマトなどの野菜苗たち
順調に育っていますが、定植はまだ先になりそうです。
やっぱり、芽出しの時点で温床が必要だと思います。
ですが、そんなに急ぐ必要もないのかなと。
定植は少し遅くなりますが、それでもちゃんと収穫はできます。
温床のために電熱線の設置に投資するか、
今のままで、収穫が多少遅れてもちゃんと収穫できればいいやと思えるか。
人それぞれ、その農家の事情とかがありますし、一概に言えることではありません。
何が足りなくて、何で補えて、どんな野菜を栽培して、誰に売って、誰に喜んでもらいたいか。
こうしなければならない、こうあるべき、そんなやり方は誰もしていない、という固定概念はやっぱり邪魔ですね。
100%きっちり栽培に力を注ぎ、誰が見てもきれいな畑だなぁ、と思ってもらっても、野菜が売れるわけではありませんよね。
もちろん、きれいな畑って理想ですけど、そればっかり求めてしまうと、肝心の売る方に集中できなくなってしまう可能性があります。
野菜セット農家で生計を立てていく上で、栽培も重要ですが、やっぱり販売が最も大切だと思います。
来年、新規就農するにあたり、販売の方にも力を入れたい。
ですが、実際、農家になってみて、やってみなければわからないことの方が多いので、今の時点ではわからないこと、というより実感できないことの方が多いと思います。
それでも、書籍を読んだり、先輩農家の話を聞いたり、やれることはたくさんあります。
自分の栽培レベルは30点ぐらいだと思いますが、それでもちゃんと収穫できて、販売もできます。
そして、お客様に美味しかった、と言ってもらえています。
至らぬところばかりかもしれませんが、農家になって、最終的にどうなりたいか。
私は喜んでもらえる野菜を作りたい。そう思います。
スーパーに並んでいる野菜を買うのは一般的で、私も買いますが、やっぱり知っている農家から買うのっていいですよね。
生産者の顔を知るだけでなく、人柄を知ることで、その野菜の美味しさや価値が何倍にも大きくなります。生産者を知ることはあたなの食の価値観を変えることに繋がるはずです。
野菜の売り買いだけではなく、人と人との繋がりって人生においてとても大事ですね。
好きなゲームで、「人は人の間にいる限り、ただ無力なだけの存在じゃない!!」ってセリフがありますが、
人との繋がりを持つことで、何倍にもその人の力になりますし、元気が出ます。
人間関係は大変で、それに悩んでいる人もたくさんいますが、それでも人との繋がりは大事にしていきたいです。